資格要件の確認について

電気管理技術者の資格要件の確認手続きと時期

 電気管理技術者の資格要件を中部近畿産業保安監督部に確認を依頼する段階では、「他に職業を有しないこと」が要件の一つになります。そのため、今まで従事していた仕事を離れる(退職する)必要があります。
 無用なトラブルを避けるため、退職前に、必ずご自身の実務経歴などが資格要件を満足しているか、事前確認を行ってください。その事前確認についても、当協会がサポートします。

ステップ1 入会希望者等説明会への参加(毎月第4金曜日の午後)
ステップ2 必要な書類(下書き)の準備
       (1)電気主任技術者免状(写し)
       (2)履歴書
       (3)実務経歴証明書
       (4)機械器具の保有状況届出書
       (5)試験機器の貸与承諾書
       (6)緊急時等の連絡体制に関する説明書
       (7)他に職業を有していないことの説明書
       (8)他職業を有していない証明書(退職証明など)
ステップ3 協会から中部近畿産業保安監督部に事前確認を依頼
ステップ4 事前確認が完了したら、協会から入会希望者に連絡
ステップ5 正式な書類の作成(この段階で、実務経歴証明書への証明印などを取得)
ステップ6 協会を通じて中部近畿産業保安監督部に資格要件の確認依頼を提出
      (他に職業を有していないことなど全ての要件が求められます)
ステップ7 中部近畿産業保安監督部から、入会希望者の自宅に、確認した旨の通知が郵送
ステップ8 入会に必要な書類(入会希望者紹介状/所属支部長推薦書など)の作成
ステップ9 入会

 事前確認(ステップ3~4)には、1か月程度を要しているため、早めに準備、ご相談ください。

資格審査のポイント

 審査で重視されるのは、電気工作物の工事、維持及び運用に関する保安業務に従事した期間と業務内容を証明する「実務経歴証明書」です。
 電気主任技術者として選任されていた期間は、ほぼそのまま認められますが、電気保安管理業務の手伝いをしていた場合や、電気工事に従事していた場合は、その内容や携わった日数・回数、どのような立場で携わったかが審査されます。

 保有している機器、借用する機器(継電器試験装置、絶縁耐力試験装置)については、型式、仕様、製造者、製造番号、製造年月日、写真(全体と銘板部分)が求められます。

 借用する機器(継電器試験装置、絶縁耐力試験装置)の貸与者、緊急時・不在時等の応援者は、当協会の会員(電気管理技術者)としてください。